超音波照射の存在下でCoxSy/PVAのナノコンポジットとCoxSy/EG、CoxSy/3-MPCAを超音波合成法(液相合成)で簡便かつ環境に優しい合成を実施し、ナノコンポジットを合成している。 合成には,コバルトおよび硫黄の前駆体として,それぞれ酢酸コバルト四水和物および硫化ナトリウム(Na2S-9H2O)を使用した。 キャッピング剤および界面活性剤としては,ポリビニルアルコール(PVA),エチレングリコール(EG)および3-メルカプトプロピオン酸(3-MPA)を使用した。 ナノコンポジットの構造、光学特性およびモルフォロジーは、X線回折装置(XRD)、紫外線/可視分光法(UV-Vis)、フーリエ変換赤外分光法(FTIR)および走査電子顕微鏡(SEM)を用いて評価した。 Co9S8/PVAの光学バンドギャップは1.81eV,CoxSy/EGは2.42eVであり,硫化コバルトの直接バンドギャップは(0.78-0.9eV)であることがわかった。 この広いバンドギャップは、合成されたナノコンポジットが光学およびフォトニックデバイスの製造に使用できることを示している。 Co9S8, CoS2, Co3S4ナノ粒子の成長機構について、反応により考察した。 超音波処理時間とアニール温度がナノ粒子の特性に与える影響について詳細に検討した
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