F-1に参戦したパイロット、アレハンドロ・デ・トマソはアルゼンチン出身であった。 勇気を出して、フェラーリの裏庭であるモデナで自分のクルマを生産することを決意した。 アレハンドロは、マセラティやフォード製のエンジンを搭載し、サーキットで使用するシャシーを作ることから始めたが、地元で多くの競合がある中で、スーパースポーツの作り手として自分の道を切り開いたのだ。 1.5型フォード・コルチナエンジンを搭載した「ヴァレルンガ」である。 1966年にはジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたマングスタが登場し、1970年にはデ・トマソの代表作であるパンテーラが登場した。