小惑星は毎日地球を飛び越えています。 その大半は、目に見えないまま通り過ぎていきます。 5月16日の夜、カタリナ・スカイ・サーベイが2010 KQと名付けた一個の小惑星を捉えました。 この小惑星は小さく、地球の近くを通過することは珍しいことではありません。 むしろ、その軌道がこの天体の興味深いところです。 下の図と表が示すように、2010年KQは非常に地球に近い軌道を描いています。 C2Aで作成。 Credit: Carl Hergenrother.

Orbital Parameters:Perihelion distance = 1.016 AUAphelion distance = 1.032 AUSemi-major axis = 1.024 AUInclination = 0.07°Period = 1.04 years

現在、公式の軌道情報では2010 KQの絶対等級(H)は28.3であり、直径は3-8mに相当する。 このHの値には、いくつかの仮定があります。 私の独自の明るさの分析では、もっと小さくて暗い可能性があり、H値は29.9となります。 その結果、直径は2-6mと小さくなる。 いずれにせよ、これは小さな小惑星で、これより小さいものはほんの一握りしか検出されていません。

非常に地球に近い軌道のため、非常に遅く、長い地球とのフライバイを起こします。 昨日(5月21日)、0.0033AU(約49万km、29万マイル)の距離で接近が起こりました。 これは月よりも少し遠い距離です。

過去にも同じような軌道の小天体が発見されたことがあります。 そのうちの1つだけが、自然の小惑星であることが判明しました。 他はすべて人工の宇宙機器でした。

ビル・グレイは、このような物体を監視し、自然物か人工物かを判断する素晴らしい仕事をしています。 彼は天体の軌道に沿った動きを研究しています。 人工の天体は軽く、質量に対する表面積の比率が大きい。 そのため、太陽風などの非重力によって天体の運動が変化する。 1週間ほどで、その天体が小惑星なのか、それとも単なる宇宙ゴミなのかを断定するのに十分なデータが得られるはずです。

最後にKQが地球の近くに来たのは1990年8月のことでした。 それ以前は1975年に地球を通過しています。 もしかしたら、その間に打ち上げられた惑星間あるいは地球軌道上空の宇宙船ミッションの一部かもしれません(1990年というのはすでにありえませんが)

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