鮮新世 (5.3-1.8 mya)

中新世に始まった冷却と乾燥の傾向は鮮新世でも続いている。 カリブ海プレートの東方への移動により、北米と南米を結ぶランドブリッジが形成される。 その結果、陸上動物は大陸間を自由に移動できるようになり、周囲の海は大西洋と太平洋の2つに分断され、海洋生物はそれぞれ異なる進化の道を歩むことになる。

高緯度では、冷温性の植物が進化する。 スゲ、コケ、地衣類など、短い生育期間に耐えられる丈夫な植物が、ほとんど永久に凍結するツンドラに生息している。 やや温暖な地域では、常緑樹を中心としたタイガの森が広がっている。 低緯度地域では、草原に樹木が少なくなっているのが特徴だ。

鮮新世に、アフリカ東部でヒトに似た霊長類が進化した。 これらのヒト科の動物は木に住む生き物の子孫で、おそらく森の端に住んでいる。 象、馬、牛などの大型草食動物が繁栄したのは、季節的な食糧不足を乗り切り、より粗い植生を消化することができたためと思われる。 しかし、サーベルキャット、群れで狩りをする犬、熊などの獰猛な捕食者と対峙していた。 鮮新世には現代人と同じような動物が多く生息しているが、中にはかなり大型の動物もいる。 南米には、巨大なアルマジロ(グリプトドン)や大型のナマケモノ(メガテリウム)などが生息しています

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